1967-03-25 第55回国会 衆議院 逓信委員会 第4号
今度は送信局から波を出す、そのかわりをいたします中継衛星、または配給衛星、こういったものになりますが、いずれにしましても、これは電信電話を送るか、放送用の広い束のものを送るか、そういった意味の中継的な役割りをなす通信衛星、それから今度は直接家庭が衛星から映像を受けます放送衛星、二つになってまいります。しかしどちらを見てみましても、周波数を、電波を使って受けまたは送っておるわけであります。
今度は送信局から波を出す、そのかわりをいたします中継衛星、または配給衛星、こういったものになりますが、いずれにしましても、これは電信電話を送るか、放送用の広い束のものを送るか、そういった意味の中継的な役割りをなす通信衛星、それから今度は直接家庭が衛星から映像を受けます放送衛星、二つになってまいります。しかしどちらを見てみましても、周波数を、電波を使って受けまたは送っておるわけであります。
かりに配給衛星でない直接の放送衛星ができて、それがいろいろな国々のビームを受け、そしてまた、日本の家庭が自由に好むものを受けるというような状態にあるにもかかわらず、政府が政府のいわば政策的な意図からその自由なる選択を許されないような状態がコントロールされなければならぬということになれば、そのこと自体は一つの大きな問題ではないかと私は思う。
○原委員長 私からちょっとお三方に質問をさせていただきたいのですが、最初前田参考人に、先ほどおっしゃった配給衛星というものを考える前提としては、いま日本のマイクロウエーブの十分発達した施設というものをむだにすべきではないという御意見があったのですが、もし配給衛星が打ち上がったあと、マイクロウエーブはまだ何割くらい使うということになるのでしょうか。
先ほど前田会長の言われましたように、配給衛星的なものでございましたら、私個人といたしましては非常に好ましいのではないか、と申しますのは、配給衛星でございますと、技術的にはほとんど解決ができたといいますか、アメリカで上げましたアーリーバードあるいはブルーバードの技術をもしそのままいただければ、それに非常に近いものでございますから、技術的にそれほど困難なものは残っておらない。